
僕の椅子
舞台「死んだ山田と教室」
今日は休演日。
毎公演、毎公演が本当に楽しいです。
みんなが日々、「どうしたらもっと面白くなるか」「辛さや悲しさ、この気持ちはどう表現すれば伝わるのか」と悩みながら、全力で作品と向き合っています。
楽屋の僕の席は、高見沢役の村上貴亮さんと、和久津役の山﨑晶吾さんの間です。
お二人ともお客様思いで、日々たくさん刺激をいただいています。
貴亮さんは、鏡に向かって指を差しながら、
「遠くからこの舞台を楽しみに観に来てくださる方がいるんだ。お前ならもっとできるだろ」
と隣で呟いていたり。
晶吾さんは、周りのキャストを客観的に見て、一人ひとりにアドバイスをしてくださいます。
僕に対しても、「藁科は男性ホルモンが強いはずだから、もみあげと眉毛はもっと濃いはずだ」とメイクを手伝ってくださったり。
そのおかげで、メイクや衣装を通して藁科の輪郭がはっきりし、気持ちまで自然と変わっていきます。
そして、藁科という役がどんどん好きになっています。
明日も、藁科でいられること、舞台に立てることに感謝して挑みます。